リトミック提唱者 ジャック・ダルクローズ

 

リトミック（Rythmique：仏／Eurythmics：英）は、スイスの作曲家・音楽教育家エミール・ジャック＝ダルクローズ（1865～1950）によって考えだされた音楽を使った教育法で『情操教育』、『音感教育』、『生活習慣』を、三位一体の一貫した指導システムとして、子どもたちが自然に身に付けられるよう開発されました。

欧米では、早くからさまざまな分野に取り入れられています。

 

子どもたちの引き出しを増やしていく

子どもの習い事では、それ自体の技術の習得や能力をレベルアップすることが、目的でした。もちろん、各種感覚や諸器官の発育、また人格の形成にも役立ってはいましたが、それらを第一の目標にしているものは希でした。

リトミックでは、スポーツが上手になったり、英語が話せるようになったりすることは、一つの結果であり、そこに到達するために必要な、もっと基本的で潜在的な基礎能力を養うことこそ、子どもたちの将来を決定する重要な要素であると考えます。

 

それらは、集中力であり、思考力、判断力、記憶力、創造力、表現力など、人間が社会生活をしていくために最低必要な力であり、誰もが潜在的に持っている力です。リトミックを通し、子どもたちの可能性、引き出しを増やし、これらの力がバランスよく発揮されることにより、自主性や積極性が養われ、健全な心が育まれていくのです。

 

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リトミックってどんなことをするの？？？

リトミックは、お子さまの自主性を尊重して行われます。

みんなが同じ動きをするのではなく、一人一人が異なる表現をします。

楽器の即興演奏に合わせて自由に体を動かし、音がピタっと止まると、動きを止める、など即時反応をすることにより判断力、集中力、積極性、空間認識能力、聴覚の発達、表現力などを養っていきます。

まだ自分で動くことのできない赤ちゃんはパパママの膝の上に乗って、曲に合わせてパパやママと一緒に楽器を鳴らしたり、身体を動かしたりします。

音楽に合わせ、数や色、形の認識など知育活動、また感じたままに自主的に表現し表現力を磨いたり、第二の脳と言われる指先を使って創作活動をしたり。

 

歌を通して語彙の発達にも繋がり、運動能力も発達します♪